Universal Health Coverage(UHC) ってなに?
UHCとは、すべての人が基本的な医療や保健サービスにかかれる状態のことをいいます。
大切なポイントは、
・医療を必要とする時に受けれること
・経済的に高すぎない費用で受けれること
です。
お医者さんにかかるお金がすごく高いと、貧しい人は病院に行けなくなっちゃう。
お金持ちしか医療にかかれないなんて、それじゃあダメだよね。
世界では、どれくらいの国でUHCが成り立っているの?
UHCがどれくらい進んでいるかは、複数のを使って数値に表すことができます。
その数値の違いを色で表しているのが下の世界地図で、国ごとによって青色の濃さが違うのがわかると思います。
青色が濃い国は数値がより高い国、つまり基本的な医療や保健サービスにアクセスしやすい国となります。
主に北アメリカ、ヨーロッパ、東アジア、オセアニアが濃い青になっていますね。
薄い色は、基本的な医療にかかるのも大変な国ってこと。
世界には、まだまだ、医療にかかりにくい人たちってたくさんいるんだね。
一番濃い色の国はどこかな?
すべての人が基本的な医療にかかれるって、どういうこと?
『みんなが基本的な医療にかかれる』と一言で言っても、「じゃあ どうすればそういう状況を作っていけるの?」と考えてしまうかと思います。
ここで、いくつか大切なポイントがあるので、まず病気になった時の流れを見てみましょう。
この流れがスムーズにいくには次のような沢山の条件があります。
これらに加えて、「言葉が通じること」や「性別などによって医療へのかかりやすさに差がないこと」などの要素全てが揃うことで、みんなが基本的な医療にかかれる状況になります。
では、「医療費が払える範囲内である」に関連して、日本の国民皆保険を詳しく見ていきましょう。(2に続く)
いつも当たり前のようにお医者さんのところに行って、お薬をもらっていたけど、意外と複雑なシステムなんだね。
参考文献
– World Health Organization. Universal Health Coverage. https://www.who.int/health-topics/universal-health-coverage#tab=tab_1
– World Health Organization 2023 data.who.int, UHC service coverage index [Indicator]. https://data.who.int/indicators/i/9A706FD (Accessed on 19 October 2023)